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面白法人カヤック デザイナーブログ

面白法人カヤック社員インタビュー#1 イラスト力を活かした働き方

明けましておめでとうございます!
意匠部新卒デザイナーの「かーぎ」です。

さて、今回は、意匠部ブログ初めてのインタビュー形式

「御成おえかき氷」の第1回&第2回ポスター

前回記事「面白法人カヤックが『おえかき氷』を3年ぶりに開催しました!」で紹介した、こちら↑のビジュアルを制作したデザイナー、 原元 光章さんにインタビューしてみました!

- 原元光章
面白プロデュース事業部のデザイナー&アートディレクター。中途入社でカヤック歴5年目。イラストやキャラクターデザインのスキルを活かした仕事が得意。カヤックゴルフ部部長。どんなスポーツも大抵つよい。

カヤック意匠部デザイナーの原元光章さん

◎ 入社前の経験を活かした「おえかき氷」のデザイン


「おえかき氷」のデザインを担当したきっかけは何でしたか?

イベントが初めて開催されたのは2018年。ちょうど僕が入社した年でした。
夏に向けてかき氷で何かイベントをしようというのは決まっていたけれど、制作物は何も決まっていなくて。
基本的に他の社員さんはクライアントワークをやっているのですが、僕はちょうど入社したばっかりで「時間がありそうだしやってみない?」ってことで声がかかりました。入社して一番最初の仕事になりましたね。

イラストがかわいいワクワクするデザイン!

デザインを作ってみて、周囲の反応はいかがでしたか?

ゲーム事業部の方で、僕が描いたおえかき氷のイラストをベタ褒めしてくれる人がいて。シール欲しいと言ってくれたりしましたね。
実はポスターや宣伝バナー以外にも、エプロンとかも作っていたんです。デザインを紙にレーザーカットして、ペンキをローラーしたんだったかな。当日のスタッフは、そのオリジナルエプロンを着て、のぼりを持つ。トッピングのポップも作ったりして、手作りだけどけっこう作り込んでいました
「おえかき氷」のブルーがきれいなのぼり

カヤックはWeb制作の会社ですが、僕は大学の専攻がインダストリアルデザインだったので、こうやって手で何かを作るのは慣れていたと思います。卒業制作では、鉄パイプを曲げたり溶接したりして、自転車のフレームをオリジナルのデザインで一から制作しました

このデザインに至った理由はありましたか?

僕はカヤックは中途入社なのですが、ペンタブで絵を描くというのを前職で経験していたので、それを使って何かできないかなぁと思ってはいましたね。
カヤックに入る前は、グラフィックデザインの制作会社や動物園に就職して、そこでもデザイナー・イラストレーターとして働いていました。

制作会社時代の仕事で、「UENO PLANET」というWebサイト制作に携わりました。サイト内のイラストは全て手描きなのですが、とにかく点数が多かったのでめちゃくちゃ大変でしたね 笑
こういう細い線でイラストを描きながら、それをベースに可愛くしていけたらいいかなぁと思って、「おえかき氷」のビジュアルができたんです。

動物園でグラフィックデザインをしていた時も、子どもや動物の絵を描く経験ができたし、元々絵を描くことも好きでした。だから、活かそうとかってより、ただ楽しく作れればいいなと思っていましたね。

動物園時代に手がけたイラスト

◎ 好きなキャラクターデザインの仕事で活躍

原元さんはカヤックでのお仕事も、動物やキャラクターものの案件が多いようですね。

キャラクターを作ること自体は、けっこう好きな方です。
キャラクター制作ってロゴ制作に似てません?全体のフォルムを考えたり、難しい言葉を簡単にする作業みたいな。複雑にするとかわいくなくなるし、あんまりプレーンだと何の変哲もないモノになっちゃう。だから少し誇張する部分もあったりするような…キャラクター制作やロゴ制作で、そういったことを考えるのが好きなんです。

KARTE GATHER」というオモチャデバイスのデザインは、カヤック社内で初めて携わったキャラクターデザインです。社内コンペで僕のデザインが採用してもらえることになりました。

社内コンペに提出したデザイン提案資料の一部
オンライン接客オモチャデバイス「KARTE GATHER」

キャラクターデザインのコツはありますか?

ひたすらスケッチする、です。「このラインかわいいかも」「このシェイプ良いな」みたいなのを見つけていきながら、徐々にフォーカスしていく感じ。いきなりデジタルで描くことはまずありません。必ずスケッチブックでの手描きスケッチから始めていきます。

ちなみに「おえかき氷」の時も、男の子がかき氷を持ってる絵とか、クレヨンでお絵描きしてる感じとか別案のスケッチがありました。とにかく、子どもが参加するイベントだから、子どもが何かをやってる風にしたい、っていうのは当時考えていたと思います。

◎ ものづくりする上で、カヤックは最高の環境


とにかく作ることを楽しんでいる印象を受けました。デザイナーにとってカヤックはどのような環境だと思いますか?

ベースとしてカヤックは、ものづくりする上では最高の環境だなと思っています。変にしがらみがないというか。こう言われたから作りたくないけど仕方なく作る、とかは無いですし。クライアントから言われることはあっても、その中で自分たちが納得できるようにある程度コントロールができる。そういう意味で、環境はすごく良いと思います。

それから、案件の幅がとても広いので、毎案件面白いというか、飽きないというか。僕は元々メーカーにいたので、そこでは基本的に、企画、提案、試作、設計、発表のルーティンでした。カヤックの仕事のプロセスは毎度違うので、僕には合っているなと感じています。

カヤックで手がけたイラストの仕事

中途入社として、自分のデザインをアピールしなきゃというプレッシャーは感じていましたか?

プレッシャーというかは分からないのですが…僕はWebの経験0で入ってきていたので不安はありました。元いた制作会社では、当時はWeb系の案件はあまりなくて。カヤックはWebデザインの会社なので、入社当初は、自分のポジションや自分を活かせる場所がよくわからない状態でした。
今でももちろん、不安はあります。Web系の案件となると僕よりできる人がいっぱいいますからね。ただ、イラストやキャラデザの案件は、楽しんでできています。

今後してみたい仕事はありますか?

カヤックは元々リアル系のイベントの仕事もたくさんしている会社なんですよね。 今はイベントが少なくなってしまったけれど、僕は元々工業デザイン出身なので、コロナが落ち着いてきたらデジタルの技術を組み合わせた、リアルな体験ができるコンテンツを作りたいな、って思いがすごくあります。


最後に、未来のカヤック社員に向けて何かアドバイスをお願いします!

今新しく入ってくる人たちは、学校の授業が変わってきているからかもしれないけれど、満遍なく色々できちゃうじゃないですか。だから僕なんかがアドバイスできることってないですよ。

まぁでも、なんでも楽しめるっていうのは大事だと思います。カヤックでは、上司や部下の概念がない分、自分からコミュニケーションを取ることが求められています。どんな状況でも楽しむことができて、あまりネガティブにならない、そんなメンタリティを持つ人が合う環境だと思います。


原元さん、ありがとうございました!


様々な経歴を辿りながら、今でもとても謙虚な原元さん。イラストだけじゃない、前職でのスキルを活かしながら楽しく働く様子が伺えました。

引き続き意匠部ブログでは、会社のことをもっと知ってもらえるような記事を公開していきたいと思っています。次回もぜひお楽しみに!

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