こんにちは!デザイナー5年目の重見です。
普段はPCで仕事をしている私たちですが、休日にいろんな体験をしに行っています。 以前の記事でデザイナー2年目の大桐が書いた暗室ワークショップもその一つです!
【早速お店へGO】
今回は、合羽橋にある食品サンプルのお店で開催している 食品サンプルの制作ワークショップに、カヤックメンバーで参加してきました。 今回、参加したお店はこちらになります!
海外の旅行客に人気のキーホルダーから、 お家で作れる食品サンプルキットまで様々な商品を展開している食品サンプルのお店。 今回は、焼きそばを作るコースを注文しましたが、 定番のレタス、天ぷらやピザを作るコースまであります! ぜひ、夏休みのお出かけの参考にしてみてください。
【そもそも食品サンプルっていつできた?】
みなさん、食品サンプルっていつできたかご存知ですか? 食品サンプル文化は日本でひっそりで生まれて独自に発展してきた文化です。
大正末期から昭和初期にかけて誕生し、最初は「料理模型」という名前だったそうです! そして、百貨店のレストランでこのサンプルを展示したところ売り上げが上がったことから 広まったとか....。
他にも調べてみると食品サンプルの歴史は意外に奥深いです。 今回はこちらのサイトを参考に調べました。
さて、店内の紹介に戻ります。 店内には普通のレストランにあるようなサンプルから、変わったものまでズラリ。
ただ、本物に似せて作るだけじゃなくて遊び心があるのが非常に勉強になりますね!
【さて、ついに制作開始!】
2階に、キッチン(制作場)があります! テレビで見たことあるお湯が入った機械しか見ていてわかりません....。 一体ここからどうやって作品が出来上がるのでしょうか?
ちなみに、今回はこちらの焼きそばを制作するコースを選びました!
使用する材料は全部でこちら! パスタ麺のようなものは麺になりそうですね。 ソースや目玉焼きはどうやって作るのかまだよくわかりません。 これをどうやって焼きそばにしていくのでしょうか。
まず初めに、焼きそばに乗せる卵焼きの準備をします。 黄色の蝋を型に流し込んでいきます。 ちなみに、この蝋は溶けている状態だと60度くらいあるので手につくととっっっっても熱いです。 そーっと流し入れます。
次に、最初に出てきた乾麺のような素材をお湯でモミモミほぐして麺っぽくさせます。
一気に作らずに半分づつ作り、容器に納めつつキャベツ、にんじん、豚肉を間に差し込みます。 お湯からあげるとすぐに固まってしまうので、スピード勝負です!
麺ができたら上から、茶色の蝋を上からかけます。これがソースの表現になるので本物を意識してそーっと、お玉でソース色の蝋をかけます。
そして出来上がったものがこちら! 一旦、これで焼きそばは終わりです。 あとは、紅生姜、青のり、目玉焼きを載せます。
次に、目玉焼き作りです。 これが一番難しい!よくテレビで見るお玉で蝋を流し込み、その上に最初に作った黄身を乗せます。
そして、仕上げに水を上からビチャビチャとかけます。 これが目玉焼きを焼いている時にできる模様に! 水をかけすぎると、微妙な仕上がりに。また失敗してもやり直せないのでプレッシャーがすごいです。
仕上げに、焼き目をつけるために焼きそばの時に使った ソース色を焦げとして使用。筆で少しずつ目玉焼きの縁に塗ります。 これで目玉焼き完成! 焼きそばの上に乗せて紅生姜を切りつつ配置。
もう焼きそばとして80%くらいの完成度です!
最後に、ニスのスプレーをかけ青のりに見える素材をパラパラ....
こうして制作時間1時間ほどで焼きそば完成! みんな思い思いの焼きそばを作りました。 目玉焼きに顔を入れたり、本物そっくりにすることに全力を注いだ方もいます。
食品サンプルは、本物そっくりに作ることも楽しいですが 本物ではできない遊び心を入れられる楽しさもありました! 食品サンプル....なんて沼なんだ...!
【まとめ】
カヤックの意匠部では、メンバーの交流やスキルアップを目的に、 こういったものづくりイベントを定期的に企画・開催しており、 社員だけでなく、インターンの方も誘ったりしています! 一緒に何か作りに行きましょう〜!
ぜひ、お休みのイベントとして参考にしてみてください!
※最後の写真は、食品サンプルを作った後に行ったお好み焼き屋さんで作った本物の焼きそばと 食品サンプルの焼きそばです。